介護記録を効率よく書くためどんなことに注意する

介護記録を上手に効率的に書く方法を身に付けると、業務上も大変役に立ちます。まず、自分にとって書きやすいフォームを作っておくと良いでしょう。早く、上手に書いている上司や先輩の書き方を参考にして、自分なりのフォームをあらかじめ作っておくと、忙しい時もそのフォームに沿って内容を埋めていけば良いので、記入する時間が大幅に削減されます。

また、自分の書き方にこだわらず、上手な人の文章の書き方や構成を参考にしながら、最初は試行錯誤をしてみてください。介護記録は、自分の感想文や日記ではありません。第三者に提供するものですので、客観的な思考や表現が必要です。そのためには、わかりやすく的確な表現や文章の構成を上手な人から学びましょう。

次に、実践すべきことは、日常の介護業務で忙しい時も、必ずメモを持ち歩くようにすることです。気付いた時に文章ではなくキーワードのみで構いませんので、こまめに記録しておきます。いざ、業務の最後に介護記録をつける時にキーワードを見て、その時の状況や内容を思い出し、詳細を書けば良いのです。メモを持ち、簡単なキーワードを書く習慣をつけることをぜひおすすめします。

また、利用者のちょっとした変化にも気付くことができるよう、利用者をよく観察することも大事です。介護記録は、介護士が施した介護行為も記入する必要がありますので、それに加えて、次につながるような情報や提案も記録すると大変有意義な記録となります。